モデルから骨だけ抜き出す
モデルを動かすのに大事なボーンですが、これを説明するのがとても大変です。
骨の仕組みは他の方の解説を探して下さい。
で、骨ですが、ボーンを一から作っても良いですし、メタセコイアのプラグインを使ってボーンを設定する方法もあるとは知っています。
ただよく分からないので既存モデルから骨だけ拝借させていただきます。
ここからはPMDエディタが活躍してきます。
PMXエディタとPMDエディタで作業風景が違う場面が出てくると思いますが、
PMXエディタを使っていないのでPMDエディタver0.1.3.9で説明します。
PMDエディタを開くとこの様な画面が出てきます。
使いやすい様に配置を変えて下さい。
ちなみに同時起動可能ですので、
上の方にお手本のモデル表示、下の方に作成中のモデル表示という使い方も出来ます。
「PMD編集」のメニューの「ファイル」⇒「開く」で好きなモデルを開くか、
直接ドラッグ&ドロップでモデルを開きます。
あにまさ氏のレンくんを開いてみました。
メニュー下の説明です。
選択の左から、「頂点」「面」「ボーン」「剛体」「Joint」です。
これを付け外しすると、頂点だけ選択出来たり、頂点とボーンが同時に選択出来たりします。
範囲は左から、「ポイント指定」「BOX範囲」「円形範囲」「面単位:頂点/面のみ」です。
私はほぼBOX範囲のみ使っていますが、使い方を工夫すればもっと簡単にモデル作成が出来るかもしれません。
画面下の方にある表示の説明です。
左から「ボーン」「頂点」「選択された頂点」「非表示ボーン」「選択された面」「法線」「選択された法線」「剛体(線)」「剛体(形)」「Joint」「ボーンウェイト表示」「影響頂点のみ」「MMD風表示」「エッジ表示」です。
モードは、色々な見え方が出来るので自分で試してみるのが一番だと思います。
「正」を押すとパース(奥行き)の無い画面になります。
PMDからPMXに切り替えます。元からPMXファイルの場合はこの作業は不要です。
最近は、多段ボーンが開発されたのでボーンの仕組みが複雑になってきています。
最初はあにまさ氏のミクさん等の昔からあるシンプルなモデルから骨を引っこ抜いた方が
骨の仕組みを勉強するのに分かりやすいと思います。
骨以外を残すのに、
Jointo⇒剛体⇒モーフ⇒材質の順で削除していこうと思います。
jointを開いて、左の0〜12までを上から下までクリックアンドドラッグで全部選択して右クリックで「削除」をします。
確認画面が出てきますが気にせずに「はい」続いて「剛体」
「モーフ」
「材質」
材質を削除するとついでに頂点・面・モーフも削除されます。
はい、さっきモーフ削除したの意味がなかったですね。
削除前
削除後
骨だけになりましたが、前髪の骨とかセーラー服の襟の骨とか、見本君には必要の無い骨が残っていますので削除します。
メタセコと同じように右クリック&ドラッグで視点の移動が出来ますので、ぐりぐり色んな角度から見て要らない骨を消していきます。
選択で「骨」を選択して、下の表示部分は「ボーン」と「非表示ボーン」を両方とも表示させておきます。
非表示ボーンが残っていると色々問題が生じそうなので、灰色のボーンも表示させます。
要らないボーンを、非表示ボーンごと削除します。
選択したらキーボードの「Delete」で消せます。
確認画面が出てきますが構わず「はい」色々削除して出来上がったものがこちら。
これを「ファイル」⇒「名前をつけて保存」
好きなファイル名でOKです。
分かりやすい名前をつけていきます。