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必要最低限のウェイトだけやっていきます。
そもそもウェイト塗りをしないと何が起こるのか。
⇒MMDで踊らせた時に、骨だけ踊って体は動かない状態になります。
骨と体をくっつける作業をこれからしていきます。
メニューの下の方に「塗」というボタンがありますので押します。
「拡」と「G」の間のボタンです。
これを押してボーンタブから「センター」のボーンを選択します。
ウェイト描画のツールの真ん中右辺りに「>>>」こんなマークがあるので押します。
始点と終点をどちらも「100」にします。
本来ならグラデーションを作るツールなのですが、全部のウェイト塗りをするのに楽なのでこちらのツールを使います。
見本君の上から下までをドラッグして黒い頂点を赤くします。
赤くなったら成功です。
一部でも黒が残っているなら、その部分を追加で赤くして下さい。
これでセンターボーンが体にくっつきました。
とりあえずMMDで実際に動かしてみます。
うーん…骨は動いているのに、実際に体が付いてきているのはセンターのボーンだけ…。
他のボーンにはまだウェイトをつけていないからこの様なことが起こりますので、指には指のボーンを、腕には腕のボーンを、それぞれ正しいボーンと頂点をくっつけていく作業を地道に繰り返していきます。
ちなみにあとでモデルの方を修正するので、ここでのウェイト塗りは仮のものです。
一旦なかった事になりますが、気を落とさずに張り切って塗っていきます。
なら最初からモデルを直した状態で塗ったら良いんじゃないかとお思いかと思います。
どこがおかしいかは実際にやってみないとわからないので、試行錯誤しながら、失敗しながら勉強していくと、覚えやすいと思います。
慣れてきたら、モデルを作る時に「ウェイトのためにこういう風に面を作っておこう」と思う様になると思います。
何事もチャレンジしてみることが大事です!失敗は成功の母です。
お次は上半身を塗りました。
MMD表示
ズボンと腹が見えてますね。
修正の余地有り。
ここでご注意頂きたいのがウェイト塗りの順番です。
「頭が分かりやすいから先に頭だけ塗ってしまおう」よりも
「上半身」⇒「首」⇒「頭」⇒「目」
「上半身」⇒「肩」⇒「腕」⇒「ひじ」「手首」⇒「指」
「下半身」⇒「足」⇒「ひざ」⇒「足首」
の順番の様に中心から末端に向かって塗っていきます。
ボーンタブのボーン一覧の順番で塗っていけば中心から末端に向かっていきますが、下半身の次に肩がきたりと意外と上下しますので、中心から末端へというルールだけ押さえておけば、どこから塗っても大丈夫です。
塗るときも、「上半身の部分だけ」塗るのではなく、「上半身の影響を受けるところ全部」を塗る様にしていきます。
次に首を塗っていきますが、そろそろグラデーション描画だと難しい細かい作業になってきたので、「>>>」から「●」に、描画モードを変更します。
画面に赤線の丸が出てきました。
これがブラシとなってその大きさのウェイト塗りをします。
ウェイト値は初期値は100となっています。
今は仮作業なので、100しか使わないのでそのままでOKです。
ブラシの大きさが大きかったり小さかったりすると思います。
ブラシのサイズを変更するためには、まず頂点の無い部分で一回クリックしてから、キーボードの「Alt」を押しながらマウスのホイールを動かします。
細かい作業はブラシサイズを小さくするか、画面を拡大して作業していきます。
MMD表示
顔ウェイト塗り
MMD表示
目
※片目ずつ作業する
目だけ塗りたいのに顔と被っているから顔も塗ってしまうとお困りの方には材質マスキングをお勧めします。
画面上の「絞」ボタンを押します。
「材質」をチェックして、「目」だけをチェックします。
目の頂点だけ表示されるようになったはずです。
目のウェイト塗りが終わったらまた「全表示」に戻しておきます。
下半身
足
ひざ
足首
肩
腕
ひじ
手首
指
4画面モードを使って細かく作業する。
とりあえず半身の作業が終わったら、ボーンの時みたいに反対側にもウェイトをつける作業をします。
ウェイトを塗っていない方を選択します。
右腕をウェイト付けているなら、左腕の頂点を選択します。
「編集」⇒「ウェイト関連」⇒「選択頂点を鏡像からウェイト設定」
これで面倒な指などが一括で反対側にもつけられます。
ここまで読み進めた時点で既に両方それぞれウェイト塗りしてたらすみません、おつかれさまです。
全てのウェイト塗りが終わったら、塗り残しがないか確認します。
画面左下の黄緑の点の塊の「頂点」と、「ノミ」の左隣の「ボーンウェイト表示」を選択して、modeを「weight」に変更します。
ボーンを選択すると、それぞれ関連付けされている部分が赤くなります。
漏れている頂点があればここでくっつけておきます。
MMDで表示してみるとこんな感じです。
色々おかしいところはありますが、ひとまずこれで踊らせる事には成功しました。
しばらくはこれだけで遊べると思いますが、これから楽しい修正地獄が始まります。
終わりなき戦いですので頑張っていきましょう。
言い忘れていましたが、わざわざ保存してMMDに持っていて動作確認しなくても、
画面の上の方にある「T」を押せば骨を動かすことが出来ますので、
「MMDで動かしてモチベーション上げたい!」以外の方は「T」のTransformViewで骨を動かしてやってください。
こっちの記事「ウエイトをもっと詳しく」も大事なので良かったらついでに見ていってください。
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